【JBL QUANTUM 100 レビュー】 音質良く軽くて安いコスパ抜群のゲーミングヘッドセットが誕生しました!
こんにちは、ハッサンです^ – ^
FPS/TPSゲーミングヘッドセット界に新たなコスパ抜群の製品が発売されました。
今まで格安のゲーミングヘッドセットにはある程度の妥協が必要でしたが、これからはその必要がありません。
今回紹介する「JBL QUANTUM 100」が発売されたことで他のメーカーは戦々恐々としていること間違いありません。
同じQUANTUMシリーズのワイヤレスヘッドセットはこちら▼
JBLのネックスピーカーをFPSで使用した感想はこちら▼
他のゲーミングヘッドセット比較記事はこちら▼
目次
JBL QUANTUM 100について
JBLは世界最大規模の音響機器メーカーになります。高品質スピーカーのブランドとして有名で、ヘッドホンやネックスピーカーなども販売しています。
QUANTUMシリーズはJBLが手掛ける初めてのゲーミングヘッドセットになります。今回紹介する「JBL QUANTUM 100」はシリーズの中でも最も安いエントリーモデルになります。
- JBL QUANTUM ONE
- JBL QUANTUM 800
- JBL QUANTUM 400
- JBL QUANTUM 100
QuantumSOUNDと呼ばれるJBL独自の音響技術により、高い臨場感と定位感を実現しています。
• 音響機器メーカーが製作したゲーミングヘッドセット
• 黒を基調としたシンプルなデザイン
• とにかく軽い
• 着脱式の全指向性ブームマイク
スペック
メーカー | JBL |
価格 | 3,873円 (Amazon 2020年7月11日時点) |
ドライバーサイズ | 40mmダイナミックドライバー |
周波数特性 | 20 Hz ~ 20 kHz |
最大入力電力 | 20mW |
感度 | 96dBSPL @ 1kHz / 1mW |
インピーダンス | 32Ω |
ケーブルの長さ | 1.2m |
重量 | 約220g |
接続 | 3.5mm オーディオ(有線) |
マイク周波数特性 | 100 Hz ~ 10 kHz |
マイク感度 | -42 dBV @1kHz / Pa |
マイクタイプ | 着脱式ブーム |
マイクピックアップパターン | 全指向性 |
開封
- 箱
- ヘッドホン(ケーブル付き)
- 着脱式マイク
- クイックスタートガイド
ヘッドホン本体になります▼
ドライバー部分が回転するので片方だけで聞くことも可能です▼
ヘッドホン左側に音量調整ダイヤルとマイクミュートボタンがついています▼
マイクは着脱式になっています▼
マイクを付けるとこんな感じです。マイクの位置は変えられるので口元に寄せることもできます▼
イヤーパッドは少し硬いですが、付けごごちは悪くありません▼
イヤーカップにはシンプルにJBLの文字があります▼
この価格帯では抜群に高さ調整しやすく、1目盛り毎にしっかり変更できます▼
ヘッドバンド内側のクッションは厚みがありますが、少し反発力が強いクッションになっています▼
ヘッドバンド上側になります▼
3.5mm 4極ケーブルなので、PS4コントローラーやニンテンドースイッチに直接差し込んで使用できます▼
ApexLegendsで使用した感想
PS4コントローラーに直刺ししてApexLegendsをプレイしてみました。
音質はやや高音強めですが、全体的にフラットな音質になっています。詳しくは「音楽鑑賞について」で触れています。また聴き疲れをしにくいので長時間プレイも可能です。
足音はめちゃくちゃ聞こえるというほどではありませんが、この価格帯のヘッドセットの中では抜きんでた性能です。
また定位感もかなり良いです。「QuantumSOUND」という音響技術を使用しており1、2ランク価格が上のヘッドセットと変わらぬ定位感だと感じました。
重量が約220gと軽いので首や肩への負担が少なく、抜群の付け心地です。時折付けているのを忘れるほどの軽さです。他のヘッドセット使用後に持つと「めっちゃ軽!」と毎回思います。
側圧もちょうど良い感じで、締めつけられる感覚が全くないです。メガネを掛けてもそこまで痛くならないので、この価格のイヤーパッドとしては品質が良い方だと感じました。
ただイヤーパッドはそこまで深くないので少しだけ耳がドライバー部分に当たってしまいました。
他に気になった点としてはヘッドセットを装着する際に、音量調整ダイヤルやマイクミュートボタンに誤って触れてしまいやすいことです。音量が変わると戻すのが面倒なので、音量調整ダイヤルはもう少し硬めにしてほしかったです。ただヘッドホン側に音量調整ダイヤルやマイクミュートボタンがあること自体はとても使い勝手が良いです。
アンプに接続した感想
Quantum100+MixAmpProTRとAstro A40TRをコントローラー直差しで比較した場合は、Quantum100+MixAmpProTRの方が音が全体的に明瞭になり、足音も聞き取りやすくなります。
既にMixAmpProTRを持っている場合にはQuantum100を利用しても一定の水準を満たすゲーム環境になります。
ただQuantum100をMixAmpProTRにつないでサラウンド効果をONにすると、全体的な音の輪郭がぼやけてしまうので注意が必要です。この点については価格に見合った性能といわざるを得ません。
上記の例からも、改めてMixAmpProTR性能とイコライザ利用の重要性を再認識できる結果といえます。
また余談ですがコントローラー直差し同士、MixAmpProTR接続同士でQuantum100とA40TRを比較した場合にはそれぞれA40TRが優秀であることは言うまでもありません。
他にもサウンドブラスターG3利用時も同様に足音が良く聞こえるようになります。うまくイコライジングしてやれば動画鑑賞も問題ないレベルに仕上がります。
音楽鑑賞について
音質に関しては、シャリ系の音色になります。聴けば聞くほど低域が足りないと感じたのでドンシャリではないように感じます。
低域:少な目、中域:やや強め、高域:強め という印象です。もしかすると、低域が出ていない分、中域が出ているように感じただけかもしれません。
音楽鑑賞に強い拘りが無い人であれば、125Hz以下を強く上げ、250Hz周辺をやや上げ、500Hz周辺は逆にやや下げ、1KHz手前以降は並みという感じにするとそこそこ聞ける音色になります。
音をより利用者の好みに合わせてクリアにする手段として『125・250・500Hz帯の上げ下げの調整を行う』ことは有効です。
ただ、この上記の3つの帯域(+1kHz帯)の調整による音の変化が顕著なため、やや根気を持って自分の好みに調整する必要があります。
これまでの内容を全て踏まえた上でも『お腹に響くような重低音』や『心地よい高域の伸び』については、完全に満足する結果に至るにはもう一歩というのが正直な感想です。
ただヘッドセットの価格を考えると、そこまで求めすぎるのは少々酷では無いかと思います。しかし思わずそういったより高いクオリティを求めてしまうという程に、低価格のヘッドセットであることを感じさせない音質であることは間違い無いです。
値段とゲーミング用を考えるとコスパがとても良いことは間違いありません。
まとめ
総じて価格の割に品質はかなり高いと感じます。若干チープさは残るものの全体として綺麗にまとまっている印象です。プラスチック素材なのにそこまで安物感がないのは凄いです。
同じ価格帯のArkarTech G2000やHunterspider V3、RUNMUS K2 Proと比較すると「QUANTUM 100」の方が高品質と言えます。さすがにGSP600やA40TRなどの高級ゲーミングヘッドセットと比較すると劣りますが、さらに下位ランクのヘッドセットとは良い勝負になるかもしれません。
この価格帯のヘッドセットは高さ調整のカチカチが弱かったり強すぎたりして使い物にならないのですが、「QUANTUM 100」はしっかりとした作りになっています。
またマイク音も同価格帯の製品と比較してかなりクリアな音質になっています。
デザインにゲーマー感がないので、テレワークなどの普段使いも可能だと思います。
しかし音楽鑑賞用途ではそれなりな音質になります。動画鑑賞くらいなら問題ないといったところです。
同じQUANTUMシリーズの格安ゲーミングイヤホン「QUANTUM 50」のレビュー記事はこちら▼
最後に
ゲーミングヘッドセットの安かろう悪かろうの時代は終わりました。
安くて軽くて音質良いのが欲しければ「QUANTUM 100」がおすすめです。
上位機種である「JBL QUANTUM 400」のレビュー記事はこちら▼
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