【Astro A40TR レビュー】MixAmp Pro TR設定や他ヘッドセット比較、音楽鑑賞など徹底検証しました!

2020年8月2日

こんにちは、ハッサンです^ – ^

ゲーミングヘッドセットの定番製品であるAstro A40TR をレビューしていきます。Astro製品ではMixAmpProTRが注目されがちですが、A40TRもかなり良いヘッドセットです。

MixAmpPro TRの接続方法やPS4設定も併せて記載しています。

また他のゲーミングヘッドセットであるGSP600やQUANTUM800、REACTなどと比較もしています。

Astro A40TRについて

Astro Gamingはロジクールのゲーミングブランドになります。

A40TRは+MixAmpProTRはゲーミング用ヘッドセットと音質を好きな様に変更できるアンプがセットになった製品です。

発売されるやいなや、すぐ完売する程の人気があり、今でも時折品切れする程の売れ行きです。多くのゲーマーがおすすめするゲーミングヘッドセット1位に選んでおりプロゲーマーも好んで使用しています。

スペック

メーカーAstro Gaming
価格14,327円
(Amazon 2020年7月20日時点)
周波数特性20~20,000Hz
インピーダンス48Ω
ドライバー40mm径サウンド
サイズ長さ:203.2mm
幅:196.9mm
高さ:95.3mm
重量369g
ケーブルA40インラインミュートケーブル(2.0m)
PCスプリッタ(1.5m)
ブームマイク単一指向性6.0mm

用語解説はこちら

開封

▼ヘッドセット本体になります。デザインは多少ゲーマー感がありますが、比較的シンプルなので気に入っています。

▼マイクを下ろすとこんな感じです。

▼イヤーカップ部分が回転するため、片方だけ聞くことも可能です。

▼イヤーカップになります。A40TRは開放型のヘッドセットですが、別売のMODKITを購入することで密閉型に変更することもできます。

▼イヤーパッドは布製のメッシュ素材になります。蒸れにくく触り心地が良いので、個人的にレザー製より好みです。また別売のMODKITを購入することで、合皮のイヤーパッドに変更できます。

▼高さ調整はしっかりと固定されており、調整しやすいです。一目盛りずつ調整するのではなく微調整が可能なタイプです。

▼ヘッド部分の内側になります。イヤーパッドと同じく布製のメッシュ素材が使われており、ふかふかで蒸れにくいです。

▼ヘッド部分上側にはASTRO GAMINGと表記されています。

▼左イヤーカップ下側に3.5mmオーディオケーブルの差込口があります。

▼3.5mmオーディオケーブルになります。

▼マイクミュートスイッチが付いています。インラインマイクや音量調整ダイヤルはありません。

▼4極 3.5mm プラグになります。PS4コントローラーやニンテンドースイッチに直接差し込んで使用できます。

▼PCスプリッタケーブルになります。PCと接続する際に使用します。

Mod Kitによる密閉型への変更

A40TRはカスタマイズ性に優れており、別途ModKitを購入することで、開放型・密閉型と任意に変更できます。またイヤーパッド色の変更やマイクの位置も左右で付け替えることができます。

A40TR(デフォルトが開放型)を密閉型に変更することで、周りの環境音を遮断できるので、より足音を聞き取りやすくなります。ただし音が歪みやすくなり、低音が出やすいかわりに高音が出にくくなるなど音質が変わります。

人によって意見は分かれますが、FPSで足音を聞き分けたいだけであれば、周りの音を遮断して足音に集中した方が良いと感じるので密閉型もアリだと思います。

換装も簡単でおすすめなのですが、Mod Kit自体がそれなりに高価なのが玉に瑕です。

MixAmpPro TRの設定

公式サイトからPC/Mac用に「ASTRO Command Center」アプリがダウンロードできます。

▼アプリを起動したらMixAmpProTRをPC/MacにUSB接続し、背面の「モード切り替えスイッチ」(旧型だと電源ボタンを3秒長押し)でPCモードに切り替えたら各種設定画面が表示されます。

▼イコライザの詳細設定や並び順などはこの「ASTRO Command Center」でしか設定できません。

4個のイコライザ設定をMixAmp本体に保存及び切り替え可能なので、事前に複数のイコライザ設定を保存しておくと便利です。

▼マイク設定になります。

ノイズゲートとは周りの雑音を除去して自分の声を相手が聞き取りやすくする機能です。しかしデフォルトの「ホーム」設定では雑音除去が強すぎるため、逆に声が聞き取りにくくなります。弱めの「ストリーミング」か「夜」設定に変更した方が良いでしょう。

マイクレベル(音量)は最大で、サイドトーン(ヘッドホンから自分の声を聞く機能)はオフにしておくと良いでしょう。

PS4とMixAmpProTRの接続方法

▼PS4とMixAmpProTRの接続は以下の通りです。

PS4Proは背面にUSB端子があるので上図の通りですが、初期型PS4は前面にしかUSB端子がないので前面にUSB接続しましょう。

PS4 Slimは光デジタル端子がないので、HDMIケーブルに別売の音声分離器を接続して光デジタル出力する必要があります。

PS4の設定方法

PS4側でもMixAmpProTRを使用するために設定する必要があります。

▼設定を選択します。

▼サウンドとスクリーンを選択します。

▼音声出力設定を選択します。

▼主に使用する出力端子を選択します。

▼「光デジタル出力」を選択します。

▼「Dloby Digital5.1ch」のみをチェックして、OKを選択します。

▼音声出力設定に戻って「音声フォーマット(有線)」を「ビットストリーム(Dolby)」を選択します。

▼最初の設定画面に戻り、周辺機器を選択します。

▼オーディオ機器を選択します。

▼「入力機器」と「出力機器」に「USBヘッドセット (Astro MixAmp Pro)」を選択します。

▼「ヘッドホンへの出力」に「チャット音声」を選択します。

以上でPS4設定は完了です。

音質や足音について

A40TRの音質は中域上げ気味、低域やや下げなチューニングです。ハードウェア自体のポテンシャルが高く、高音の伸びや、イコライジング後の低音の響きも良いため、音楽鑑賞用としても問題無く使えます

また開放型のヘッドセットなので音場が広く、遠くから音が聞こえる感覚になります。

しかし周りの環境音も聞こえやすいので、静かな環境でのプレイを推奨します。また音漏れもしやすいので、深夜や外での使用には気をつけた方が良いです。

ApexLegendsで足音性能を試しましたが、MixAmpProTR無しでは足音の輪郭が掴みづらいです。敵が近くに来れば分かりますが、遠くの敵の足音は聞こえづらい印象です。

MixAmpProTRで適切なイコライジング設定をすれば、ぼやけていた音の輪郭がはっきりとするので遠くの足音や回復音などが聞こえる様になります

敵の位置関係(定位感)も細かく把握できので、MixAmpProTRの効果が高いと感じます

足音に関しては、MixAmpProTRに依存している部分が大きいと感じました。

全体的な使用感

イヤーパッドが布地のメッシュ素材なので、蒸れにくく長時間のプレイに最適です。

側圧もちょうど良い感じで、メガネをかけても痛くなりにくいです。

ただし有線ゲーミングヘッドセットとしてはやや重いので、長時間プレイでは肩や首が疲れてしまうかもしれません。

ヘッドセットの高さは細かく調整できますが、調整幅自体はそれほど大きくないため頭の大きい人にはきついかもしれません

マイク音質に関しては、A40TRヘッドセット単体では良くありませんが、MixAmpProTRを介することでかなり音質が向上します。

良くも悪くもMixAmpProTRありきなヘッドセット

A40TRはMixAmpProTRで音域調整することを前提に作られていると思います。音域を上げ下げしても音割れが少なく、好みの音を鳴らします

そのためMixAmpProTR無しの場合、音に癖が出ない様になるべくフラットな音質に近づけた印象です。つまりMixAmpProTRでイコライジングしてこそ真価が発揮される製品です。

MixAmpProTRとセット販売されているので単品よりかなりお得に購入できます。MixAmpProTRを持っていないのであれば、セット販売一択の製品になります。

他のヘッドセットとの比較

価格や無線接続など差はありますが、あえて様々な種類のゲーミングヘッドセットと比較してみます。

ゼンハイザー GSP600との音質比較

よりゲーミングも音楽も万能に利用可能なものはGSP600です。GSP600の方が音の鳴り方が更に自然で、聴き疲れもしにくいです。

GSP600の方が低域はやや弱め、高域はやや出、中域も250Hz周辺まで良く出ている。その為、音が全体的に癖が無く、イコライザでのチューニングでより万能に利用可能になります。

価格に大きな差があるので当然の結果ですが、音質面及び足音性能ではGSP600の方がより優秀なヘッドセットだと感じます。

ゼンハイザー GSP500との音質比較

GSP500とA40TRでは音の傾向は近いです。
基本的には「A40TRをよりクリアで高音質にしたものがGSP500」という考え方で良いです。
GSP500に比べ、A40TRの方がゲーミング寄りのチューニングのクセが目立ち、低音自体もGSP500よりA40TRが出ています。

開放型の利点を生かした音のクリアさと、全体的な音の締まり具合はGSP500の方が上になります。
そのため、音楽鑑賞の場合にはGSP500がおすすめです。

ただ、A40TRは一般的な密閉型と比較するとこもらない強い低音を実現しているので、手軽に低音も利いた音楽を聴く場合にはA40TRが良いです。
A40TRは中域の音も強めなので、音楽鑑賞をする際には、中域を多少下げた方が良いです。

GSP500については、音は未調整でそのまま音楽鑑賞用途に利用しても十分使えます。

JBL Quantum 800との音質比較

有線接続のQuantum800と比較すると、A40TRの方が低域がやや弱く、高域がやや強いです。

USB無線2.4の接続でのQuantum800と比較すると、A40の方が低域がやや弱く、高域がやや強くなります。

上記の差はイコライザ設定の範囲で調整できます。音質こそ違いますが、性能的に似通った製品だと思います。

FnaticGear REACTとの音質比較

A40TRと比べてもREACTは典型的なドンシャリになります。

音の輪郭が強調されたような派手さのある音色のため、ドンシャリ系が好きな人にはハマると思います。

ただ、低域の音の重厚な響きの良さはA40TRの方が上です。

派手さのリアクト、少し低域欲しいならA40TR(あくまで2つの比較の場合)

A40TR新型と旧型との音質比較

旧型に比べ、新型の方がよりゲーミングらしいメリハリのあるチューニングになっています。

新型が中域強めに対して、旧型はややフラットよりと感じます。

比較まとめ

予算があって、有線でもOKならオールマイティーなGSP600/500が良いです。MixAmpProTRやGameDACなど既にお持ちならGSP600/500との組み合わせが一番おすすめです。

次にA40TR+MixAmpProTRのセットならお値打ち価格なのでおすすめです。

A40TRに+α 足して、同等のクオリティを無線でも使いたいならQuantum800がおすすめです。ただしPS4でのイコライジングは実質有線接続しかありません。

音楽鑑賞について

ゼンハイザー GSP600などの上位機種に比べて解像度自体は低めです。

FPS向けイヤホンで有名なSHURE SE215SPE程ではありませんが、低音も十分に出ています

ただ明瞭な音質とまで言えないのは『ゲーミング系の中でも中域のチューニングが強め+低域も一定以上出ている』ためだと思われます。

中域が曲全体を覆ってしまうことが多いためか、クリアな印象が無くなり、音色自体は良くも悪くもフラット寄りに感じます。

上記の理由から、あまり音の種類が多すぎる曲には不向きという印象です。この辺はお値段相応といえます。

ただ、個人的にはケイブ(弾幕STG出してる会社)のゲームのサントラ(電子音を多用するの打ち込み系っぽい曲)とかに合います。そういう意味でもゲーミング用途というのは正しいと思います。

A40TRは音楽鑑賞用として利用する場合は、苦手分野もイコライザでのカバーは十分に可能なため、やはりMixAmpProTRとの併用が良いと思います

ここではがっつり音楽鑑賞した際の感想を書きました。そのため多少は辛口コメントになりましたが、ゲーミング用と考えたらかなり優秀です。

音楽鑑賞時のおすすめイコライザ設定はこちら▼

最後に

総括するとA40TRヘッドセットは単品では価格相応ですが、MixAmpProTRとセットで購入した場合は、ものすごくコスパに優れた製品になります。A40TRはイコライジングできる幅が広く、設定次第でいくらでも化けるヘッドセットになります。既にMixAmpProTRをお持ちの方は単品購入しても問題ないでしょう。

PS4のゲーミングヘッドセットとしては、1番人気と言って良いほど売れている製品ですが、売れているなりの理由はあります。

A40TR+MixAmpProTRとのセットがおすすめできます。