【JVC GG-01 レビュー】軽さの最高峰!199gの超軽量ゲーミングヘッドセットです!

こんにちは、ハッサンです。

今回は超軽量のゲーミングヘッドセットのご紹介です。

今まで軽さを売りにしてきた製品はいくつかありましたが、ついに200gを切る製品が登場しました。しかも音響機器メーカーのJVCが製作したとあっては試さずにはいられません。

とうことで、「GG01」を使い込んだ感想を記載していきます。

オーディオテクニカのATH-GL3のレビュー記事はこちら▼

JVC GG01について

JVCケンウッドは神奈川県横浜市に本社を置く電機メーカーです。オーディオ製品やビデオカメラ、ドライブレコーダーなどを手がけています。

「GG01」は「JVC GAMING」という新ブランドから発売された有線の密閉型ゲーミングヘッドセットです。

Point

• 199gの超軽量

• そこそこの音質と無難なチューニング

• ボイチャが良い感じに聴ける

スペック

メーカーJVCケンウッド
価格9,000円
Amazon 2021年12月11日時点
形式ダイナミック型
再生周波数帯域10Hz ~ 26,000Hz
ドライバーユニット口径40mm
接続方法オーディオケーブル(φ3.5mm)
重量199g(マイク/ケーブル含まない)

こちらの公式サイトから購入できます。

開封

  1. GG01
  2. Yスプリッターケーブル
  3. オーディオケーブル(2m)
  4. ブームマイク
  5. 各種説明書

▼GG01になります。イヤーカップが回転するため、片側だけで聴くことが可能です。

イヤーパッドは布地のスポーツメッシュになります。すべすべしていて触り心地が良いです。そこそこの低反発クッションでもあります。内側は音を逃さないようにレザー製になっています。

▼イヤーカップになります。

▼左イヤーカップには音量調整ダイヤルとマイクミュートスイッチがあります。

またケーブル差し込み口とブームマイクの差し込み口があります。

▼ヘッドバンドの高さ調整は画像のつまみで行います。5段階まで調整可能です。

▼ヘッドバンドはゴムバンドのようなものです。

▼上から見るとこんな感じです。軽量化のためかヘッドバンドは風通しが良さそうな仕上がりです。

▼マイクをつけるとこんな感じです。

▼マイクは自由に折り曲げ可能なので、口元に寄せたり離したりできます。

使用した感想

マイク、ケーブル抜きで実際に計量したら195gでした。超軽量なので、付け心地は抜群です。ゲームプレイ中にも付けているのを忘れるほどの軽さです。

側圧も普通くらいで、ちょうど良い感じです。

イヤーパッドはスポーツメッシュ(布素材)なので蒸れにくく肌触りも良いです。ただ私の場合、ドライバー付近に耳が当たってしまいました。個人的にはもう少し深さが欲しかったところです。

ヘッドバンドはゴムバンドで、5段階まで調整できます。頭の大きな人には少しきついかもしれません。

デザイは黒を基調として赤をアクセントにもってきているので、シンプルで良いと思います。

マイク性能はそこそこ良いと思います。ボイチャ程度であれば問題なく使用できるでしょう。

音質について

最近のゲーミングヘッドセットでは久しぶりな、ゲーミングらしいドンシャリ傾向な音質です。最近のゲーミングヘッドセットはフラット寄りなものが増えている気がするので、逆に新鮮な製品だと思います。

ただ、ドンシャリといっても「ゲーミングだからとりあえずドンシャリにしてみた」という感じでは無く、「ボイスチャットを聴きやすいチューニングを突き詰めていったら、結果としてドンシャリっぽい傾向なヘッドセットになった」という『目的ありきの結果の音質』という感じがします。

チューニング自体に大味っぽさや雑さが感じられないので、その点はこの価格帯のゲーミングヘッドセットとして好印象です。

GG-01の音質は、シンプルに足音やボイスチャットの音を聴こえやすくしたような傾向があります。

低域も十分な質量のある音が出ているため、低音が好ましい方にもおすすめできると思います。

そのため、比較的安価な価格帯のゲーミングヘッドセットの割には、音の傾向に変な派手さも無い印象です。

解像度や分離感は価格を考えると「まぁ、これぐらいかな?」という程度です。特筆して良いという訳では無いのですが、そこまで悪くも無い『お値段相応』と言えるでしょう。ドライバと耳の間にある厚めの層で、音の輪郭が若干滑らかに調整されている印象を受けます。

上記についてはイコライザで音質を調整することで、音のクリアさや分離感を向上することも可能です。

またクリアさを感じつつも音自体が軽過ぎない印象なので「ペラペラっぽい音は嫌だ」という人も安心して使えます

音楽鑑賞用途について

音楽鑑賞用の評価としては際どいラインですが、この価格帯の密閉型ゲーミングヘッドセットにしては音のこもりも控え目なため、音楽鑑賞にも比較的使用できる方だと思います。この価格のゲーミングヘッドセットにしてはかなり頑張っている方です。

イコライザで音質を調整する場合であれば、ドンシャリ系の音が好きな方には比較的好ましい音に調整できるはずです。

ただ、何も音質を調整していない状態で使用した場合は、ボーカル曲系は声が手前に若干浮き気味な印象がありました

特に4~8kHz周辺が強い印象を受けたので、女性ボーカルの場合には強調されている印象を感じやすいかもしれません。この辺りの音の鳴り方は、ゲーミング用途としてのボイスチャットを意識していることが原因だと思います。

イコライザを用いて音質を調整しだすと、GG-01のドンシャリ傾向を活かすために自然と4~8kHzのラインを上げたくなってきます。ボーカルが過剰に強調されていると感じた場合は、4~8kHzは多少控えめにしつつ、周辺(2kHz)の音を逆に少しだけ持ち上げてみるのも良いかもしれません。

この辺りは完全に好みの問題になりますので、聴きながら調整してみると良いでしょう。

何か一例としてイコライザ設定を紹介したいところでしたが、調整をしだすとどうも一番しっくりくるラインの判断が難しいです。4~8kHzの調整が肝になってくるのですが、実際に聴きながら調整しだすと判断に悩みました。

まずは、あえてドンシャリ路線を突き進むチューニング▼

あえて刺さり気味になるレベルまで4k, 8kを上げきります。audio-technicaのドンシャリ系イヤホンに慣れている方であれば、この調整が一番良いかもしれません。ただ、万人にはおすすめしにくい調整です。本当は相対的に1k, 2kをもう少し下げたいと思ったのですが、これ以上に下げると高域の女性ボーカルが浮いてしまうので高め設定になっています。

お次はやや高域を下げたパターン▼

一つ目の設定に比べて、4k, 8kの値だけやや下げています。

設定上は僅かの調整に見えるかもしれませんが、高域の刺さり具合は劇的に改善されており、高域好きの方には比較的おすすめしやすい音質になっています。

3つ目は完全に下げ気味調整のパターン▼

ポイントは『2kよりも4k,8kを僅かに下げている』点です。

この設定の場合は、最初の2種類の設定に比べて一気に音の聴こえ方が変わります。

「最初の2つに比べて、音がこもったように聴こえるような?」と感じると思いますが、基本のボリュームを上げると十分に高域寄りのクリアな音が楽しめます

また、他の帯域との音量のバランスも近しくなるため、音全体としての調和も良くなっていると思います。フラット寄りの音が好ましい方であれば、2つ目の設定よりは3つ目の設定の方が良いです。

上記で紹介した3つの設定パターンは4k,8kのみの違いでしたが、実は250Hz,500Hzの設定も悩ましかったりします。上げ過ぎると音がこもり、かといって下げ気味にしてしまうと音がスカスカになってしまうためバランスが難しいです。私はひとまず当たり障りのない範囲でやや下げて設定しています。

ちなみにですが低域(32~125Hz)の設定だけは特に悩む必要は無いです。軽い凹型にして、全体的に高さを自分の好みに調整すればバランスが整います

私の場合は低域は控え目の方がクリアさが際立って良いので、やや下げ気味に調整しています。

ただ、クリア系の音質が好きで「ゲーミングヘッドセットを音楽鑑賞用途でも兼用したい」という方であれば、もう少しだけ価格を上げて『audio-technica ATH-GL3』を購入することも検討すると良いです。ATH-GL3は今回のGG-01と同様にクリア系なのですが、音楽鑑賞用途においては明らかに一段上手です。GG-01はATH-GL3よりも価格が安い分FPSに特化寄りと考えると良いでしょう。

リズムゲーム用途について

あくまで個人的には『ゲーミングヘッドセットにしては使えなくはないけど、正直なところもう一歩』という印象です。正直なところ「これで一日リズムゲームをしてくれ」と言われたら「お断りします」と丁重に断るレベルではあります。

ただ、一般的なゲーミングヘッドセットにしてはリズムゲームもそこそこ使える印象とも思います。

極端過ぎないとはいえ、ゲーミングとしてのチューニングがされている影響で、リズムゲームとしての音のバランスに若干の違和感を覚えたものの、イコライザを使用できる環境であれば、違和感が比較的感じにくい一定のラインまでは調整が可能です。

ただ、リズムゲームとしてプレイしやすい音質(メリハリのある音)や、リズムゲームとして没入できる高品質な音楽再現を求めて過剰にチューニングをしてしまうと、逆に高域が刺さる音になってしまいがちです。

高域の過剰強調でバリバリに音割れが発生するようなことはありませんが、耳に刺さる感覚は強めになると、リズムゲームとしての爽快感や心地良さに悪影響を及ぼすため、音楽鑑賞用途と同様に個々の許容できる範囲で適切に調整しましょう。

FPS用途について

実際にPS5のApexLegendsで使用してみました。

正直なところ『すごく普通。特筆すべきことは無いけれども、無難に問題無く使える』という感想をもちました。ゲーミングヘッドセットは、特徴的なチューニングがされていると、使用者の好みによって当たり外れが激しいです。

今回のGG-01に関しては『ゲーミングヘッドセットとして攻め過ぎていないチューニング』という印象で、無難に「FPSでも不自由無く使えるなぁ」と感じました。

製品を使っていて感動は無いのですが、一定時間使い続けた後にふと「あー、使っていて凄い満足感とか特別感は感じないけど、不満も全然感じずに、プレイにも支障なく使えてるなぁ」という事に気付きました。

普段両耳で音を聴いて過ごしていますよね? その際に「今日は耳の調子がいいぞ!」とか意識しないと思います。GG-01はまさにそんな感じです。

『普通に聴こえる』ので、プレイ中に相手の足音がどこから鳴っているかの判断のしやすさにも、相手の発砲音から「あそこに居るな」という索敵のしやすさにも不満がありませんでした。

「感動できる凄さは無いけれど、凄く普通! ちゃんと普通!」という、一見褒めているのか貶しているのかわからない評価ですが、「この価格帯でこれだけちゃんと『普通』なら、十分利点と言えるのでは?」という良さがあります。

ということで、値段当たりの評価で考えると自分にとってのミスマッチを極力防ぎつつ、堅実にコスパそこそこかつ完成度もそこそこなゲーミングヘッドセットという観点でGG-01は良いと思います。感動は無い分、安定性と安心感が魅力な製品といえるでしょう。

GG-01は、最近のゲーミングヘッドセットにしては珍しく、PS5のコントローラーに直挿しをして使用しても、センチネルの発砲音がかなり高域のラインまで綺麗に鳴っている印象がしました。どちらかと言えば「一般的な音楽用のヘッドホン」を使った場合の聴こえ方でした。金属系の足音や「ジャラジャラ」とした感じの音も綺麗な高域で聴こえます

通常の地面での足音は「普通」という言葉が一番しっくりくる印象です。特別強調されているわけでもないのですが、不自然な鳴り方でもありません。「ちゃんと普通に聴こえる」という感じです。

ゲーム体験を可能な限り阻害せずに、音質を維持しようとしているという印象です。高域の調整は結構絶妙なラインでチューニングされていると感じました。こういった特徴は音響メーカーらしいと思います。

上記でも書いたように、APEXのプレイの際に不満点も特に浮かびませんでした。堅実に価格相応な「この価格ならこれぐらいのしっかりした安定した音質で足音から相手の位置が感じられてプレイできるよね」という印象です。

プレイ時になまじ極端な特徴が無い分、万人向けにおススメしやすいともいえます。

正直、音楽鑑賞で確かめた際には解像度はそれほど高いという訳では無かったのですが、APEXプレイにおいては特別ぼやけた音という印象も無く、かといって不自然な強調も感じませんでした。

クリアさを保ちつつ低域もちゃんと質量を伴っているので、重低音の迫力面でも及第点はちゃんとクリアしています。

本当に「良い意味で、ちゃんと自然に普通」な完成度の製品です。

普段からFPSをしている方であれば、その「FPSをプレイする」という生活の中に、違和感無くすんなり溶け込んでくれると思います。

なんでしょうね。大絶賛では無いのですが、手元にあれば「なんだかんだで付け心地も軽いし最近コレ良く使ってるなぁ」というヘッドセットになりえる無難さを秘めています。

優等生とも言い難いのですが、FPS的には『ちゃんとしっかりこなす出来の良い子』という印象です。

PS5の3Dオーディオを使用をしても「ちゃんと音響効果付いたなぁ」という無難な感想でした。クリア系とはいえ密閉タイプで低域の量も多めなため、相手の足音や発砲音による距離の感じ方にも癖が無く使いやすいと感じました。

広範囲の索敵や、一定の範囲でのピンポイント索敵、どちらも際立った優秀さは感じませんでしたが「居たら普通にわかる」というレベルでの堅実さがあります。

また、イコライザでの調整による音の歪みを感じることも無かったので、アンプなどで音質調整可能な環境であれば、それ相応に自分の好みに更に調整可能です。

GG-01でゲーミングらしい一端を味わえる点があるとすれば、ボイスチャットの聴きやすさにあります。男性・女性両方の音声に影響するような主要な音域は上げ気味にチューニングされている印象があります。そのため、明らかなクッキリさは無いものの、音声を聞き取りやすいチューニングがされていることが理解できます。

最後に

GG-01は正直なところ、ゲーミングヘッドセットとしての特筆するような点が少なく、面白みには欠ける製品という感想です。しかし同時に「冒険をしない、堅実で無難なゲーミングヘッドセット」という意味では万人向け足りえると思います。本体の軽量さ耳への圧迫感の低さも相まって「気が付いたらいつも使っていた」という「なんか地味に、なんだかそこそこ良い」感を味わえる良製品だと思います。

また、普段からゲーミングヘッドセットやゲーミングイヤホンで音楽を聴いている方であれば「音楽もそこそこ聴けるかも」という印象です。

こちらの公式サイトから購入できます。