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【音質改善】GameDACをAndroidやiPhoneのスマホで使用する方法

2022年1月10日

こんにちは、佐崎司です( ´∀`)

今回はGameDacをAndroidやiPhoneで使用する方法について紹介します。

今このブログを見ている方の多くは、既に『GameDAC』というものについてはご存じかと思います。

通常GameDACは、FPSやTPSで足音を聞きやすくするために使用します。

ですがこのGameDACは『DAC』というだけの事はあり、スマートフォンやタブレットでも利用可能です。

GameDACとMixAmpProTR比較などのレビュー記事はこちら▼

サウンドブラスターG3の記事はこちら▼

EPOSのGSX300レビュー記事はこちら▼

GameDACをスマホで使うメリット

スマホやタブレットでGameDacを利用することの最大のメリットはDACのディスプレイでイコライザを調整できることです。

いわゆるUSB-DACと呼ばれる製品は数多くありますが、「DAC単独でイコライザを調節出来る製品」というものは非常に少ないです。

本来の用途を考えると、確かに手元で設定出来なくても大きな問題は無いです。

ただ「スマホやタブレットで利用する」という場合において、DAC自体でイコライザをいつでも変更可能であるGameDACは非常に使い勝手が良いです。

特に音ゲーやリズムゲーといったものをする際に『自分の好きな音質に手軽に調整してプレイが可能』になるので、是非試して頂きたいです。

スマホやタブレットでも利用できるDACは色々ありますが、音質を細かく調整出来るものは少ないです。

あったとしても『プリセットだけが利用できるタイプ』や、『BASS』『TREBLE』のみが調整出来るタイプが殆ど。

イコライザのBANDで細かく調整出来るタイプも多少ありますが、そういった製品は『PCや専用ソフトからの遠隔設定』が必要な物ばかりです。

そういった意味では、DAC本体のみの操作で直接10BANDのイコライザを、視覚的に全体を確認しながらリアルタイムでカスタムして利用できるという点で、GameDACはかなり特徴的な製品です。

音楽を聴くときはイコライザ等で音質を好みに調整しているのに、音ゲーやリズムゲーをプレイする時に音質を調整していない(or出来ない)なんておかしいです( ゚ω ゚)

一度、GameDACを使ったプレイをしてみると、手放せなくなること間違い無しです!

以降に、Android系、iOS系、それぞれでの使用方法を紹介していきます。

Androidでの利用方法

Androidでの利用方法は特に難しい事は無いです。基本的には『GameDACのUSB端子とAndroidのUSB端子に接続すれば動く』という認識で問題無いです。

接続について、注意点が有るとすれば次の2点になります。

  1. 機種が『ホスト機能』『USBオーディオ』に対応している
  2. OTG対応のアダプタやケーブルを利用すること

❶についてOSレベルで判断すると、基本的にはandroid 5.0以降として発売されている機種であれば問題無いです。

少し補足をすると、メーカー独自のカスタマイズが無い場合はAndroid 3.1以降であればホスト機能に対応しAndroid 5.0 以降でUSBオーディオに対応しているのが一般的です。

ここ数年の機種であればOS的には問題無いです。

ですので、後はスマホやタブレット自体がハードウェア的にホスト機能に対応しているかどうかが重要です。

ただ、ハードウェアとしての対応も、よほど安価な機種でなければ基本的に対応しています

念の為に確認する場合は、利用する機種のメーカーサイトで確認してみましょう。

❷については多少の注意が必要です。

スマホやタブレットとUSB-DACを繋げる際、変換ケーブルや変換コネクタが必要な事が殆どです。

そして、このケーブルやコネクタは『OTG』の規格に対応している必要があります

上記の2点を満たせば、後はGameDACを接続すればOKです。

Androidの場合、GameDAC側の設定に依存せず認識し利用可能です。

ただ、私はAndroidで利用する際には『Hi-Res』の設定にしています。

こんな感じでAndroidスマホ上で名前も認識され、問題無く利用可能です。

iOS(iPhoneやiPad)で利用する方法

この場合はAndroidに比べ少々問題が発生します。

iOS機器の場合、私がLightning端子系の機種(iPadMini4, iPhone6, iPhone6S, iPhone7)で試した限りでは、OTG対応のケーブル等でGameDACと接続しても、DACとしてiOS側では認識するものの、音が出力されません

つまりただ単にUSBで接続するだけでは利用できないということです。

さらにGameDACはUSBで電気供給するだけでは電源が付かない仕様があります。

この問題に関して以下の3点をクリアする必要があります。

  1. OTG対応のアダプタやケーブルを利用すること
  2. GameDACの電源を何らかの手段でつけること
  3. 光出力に対応したiPhoneで利用可能なDACを別途用意すること

以下に順に説明をしていきます。

❶「OTG対応のアダプタやケーブルを利用すること」についてはAndroidと考え方は同じです。iPhoneにもOTG対応のアダプタやハブが存在します。

❷「GameDACの電源を何らかの手段でつけること」について、ここから状況が複雑になってきます。

電源をつける方法としては、USBでPCやPS4に接続する方法があります。電気代等を気にしなければ一番楽です。PCやPS4にUSBで接続するとGameDACの電源はつきます。

PCに挿すときはGameDACの設定は「PC」にしてください▼

PS4やAndroidスマホに挿して電源を入れるだけの目的のときは「PS4」に設定しておきましょう▼

ただ、この方法でGameDACを利用すると、どうも一部のアプリは音が鳴らないです。DRM(デジタル著作権管理)とかそういう感じのものが絡んでいるとだめなのかも?(ただ音ゲーについては上記の方法で問題ありませんでした)

その場合はiOSに接続して電源をつける方法を行いましょう。

USB接続だけでは利用できない事を理解した上で、あえてiOS機器に接続して電源をつける事も可能です

ただ、この際は❸「光出力に対応したiPhoneで利用可能なDACを別途用意すること」の条件を満たすために『最低でもOTGの接続が2つ以上同時接続可能なハブが必要となります。今回はこちらの製品を使用しました▼

この接続の場合は、GameDACの設定は「PS4」にします。

❸「光出力に対応したiPhoneで利用可能なDACを別途用意すること」についての内容が一番トリッキーです。

私が試した限りでは、GameDACをLightningの端子を持つiOS機種にOTG変換で接続をしても音が出力されません。

デバイスとして認識している他のDACでは同様の接続で音が鳴るので、これはGameDAC特有のiOS機器との相性の問題かと思われます。

そのため別のDACを利用することでiOS機器からの音を光出力に変換し、その出力をGameDACに入力します。

取り回しを考えると光ケーブルは長い方が良いかも……。

音質改善という謳い文句とは真逆の発想になりますが、ここで利用するDACはコスパを優先して安価なものをおすすめします。

最終的にはGameDACのイコライザで音色を調整する前提なので、必要最低限のクオリティで光出力が出来れば問題無いかなと。

余談ですが、不確かな情報では「iPad pro 11であればGameDACが利用可能」のようですなので、Type-C端子のあるiPadへの接続であれば利用出来るかもしれません

もし手元にType-C端子があるiPadとGameDACをお持ちであれば、動作確認の情報を頂けると幸いです。(ページ下部のコメント欄かTwitter、メール:hassanblog7777@gmail.com)

※2020年7月9日追記
「Stealseries Arctispro→GAME DAC(USB変換)→iPad Pro12.9(USB Type-C)」というシンプルな接続でゲーム音、イコライザー問題なく動作したとのご報告をいただきました(情報提供いただいた読者様、本当にありがとうございます)。
ただしボイスチャットに関しては何かしら問題があるようなので、別途設定が必要かもしれません
また公式には対応していないので、ご使用は自己責任でお願いいたします

上記の内容を踏まえて、接続方法を大まかに2パターンに分けて画像で表すとこんな感じになります。

接続例1. iPhoneには『光出力用DAC』のみ接続する場合▼

画像はAndroidスマホを電源供給としてのみ利用した例です

接続例2. iPhoneに『GameDAC』+『光出力用DAC』の両方を接続する場合▼

これでGameDACのイヤホンジャックから音が鳴ります。

もしiOSとの設定で音が鳴らない場合、GameDAC側の音量設定で、MIXの項目がコントローラーマーク寄りになっていないか確認しましょう▼

画像のような状態になっている場合も音は鳴りません。

iPad ProでのGameDAC使用について

読者様から情報をご提供いただいたので記載します。情報提供をありがとうございます

iPad Pro(11インチ)では、以下の製品で充電しながらGameDACを使用できるとのことです。ハブ(他の製品)によっては充電が機能しない製品もあるようです。

ただしGameDACはiPadに公式対応していないので、ご使用は自己責任でお願いいたします。

最後に

ゲームで音楽を聴きながらイコライザで音色を微調整出来ることを活用して、自分にあった調整をしてみて下さい。

特に、手持ちのイヤホンやヘッドホンの音色が特徴的なものである場合には非常に有効です

イコライザ無しでのゲーム利用では微妙であっても、イコライザを利用することで音質が劇的に変わります。

フラット系のイヤホンを利用して音ゲーをする際に、私が普段使用しているイコライザの設定例も上げておきます。

画像にある左から4番目の250HzのBANDを調整する事で『音全体をクリアにする』『低域の音を引き締める』という効果を狙っています。

この250HzのBANDを好みに調整するだけでも、イコライザ無しよりは数段聴き映えする音になりますので、是非お試しを!