【COMPLY(コンプライ) SoftCONNECT(ソフトコネクト) レビュー】iPhone純正イヤホン(AirPods/EarPods)の音質を変えたいならこれがオススメ!
こんにちは、佐崎司です( ´∀`)
今回はApple製イヤホンの音質を変えるイヤーチップについてレビューしていきます。
値段の関係から以前のレビューで取り上げたE500との比較が多くなるので、今回の内容は高級志向の方には向きません。「お金を余りかけずにそこそこの音を聴きたい」という方向けです。
目次
イヤーチップ について
SoftCONNECTとはApple AirPods, EarPods対応のイヤーチップになります。
イヤーチップ(or イヤホンチップ)というのはイヤホンの耳に入れる部分に付いてるゴムのことです。
通常はイヤホンを買うと付いてきますが、イヤホンによってはそもそもイヤーチップが必要無いものもあります。
スペック
メーカー | COMPLY(コンプライ) |
価格 | 2,750円 (Amazon 2020年4月19日時点) |
対応イヤホン | Apple AirPods, EarPods |
内容物 | イヤホンチップ2ペア 収納ポーチ1個 |
開封
- 箱
- イヤーチップ 2ペア
- 収納ポーチ1個
箱裏になります▼
イヤーチップはこちら▼
EarPodsについて
この有線イヤホンが家にある方は多いのではないでしょうか?
iPhoneを購入したときに標準で付属しているイヤホンです。このイヤホンはスマホの付属品にしては非常に音質が良いです。
低音をあまり重視しないシャリ気味の高音付きの人とっては、4~5000円のイヤホンを買うよりは満足出来ます。音質は付属品と思えないレベルで、もし使わずに仕舞っている方は一度試しに使ってみてください。
ただ遮音性はないので電車の中で車内全体に響き渡らせるのは止めてください。公衆マナーとして全くオススメはしません。
このイヤホンの音質と装着感を劇的に変えるイヤーチップがSoftCONNECTになります。
SoftCONNECTについて
SoftCONNECTは各種有名メーカーのイヤホン向けに、交換用のイヤーチップを販売していることで有名なCOMPLY社が発売してる商品です。1箱で2セット分(左右それぞれ2個ずつ)入っています。
このイヤーチップを付けることで、オープン型のイヤホンでネックとなる低域を主に補うことが出来ます。このイヤーチップは無線タイプの製品(AirPodsの第1、第2世代)にも対応しています。ただ、一番新しいタイプの製品(AirPod Pro)には対応していないので一応ご注意。形がそもそも全く違うので。
イヤーチップを付けた場合の音質や音漏れについて
音について好みは分かれますが「低音重視としてはなかなか良い」です。
イヤーチップを付けることによって本来ネックである低音がかなり補強される為、低音好きの方にとっては満足度が高くなります。
また高音が好きな方にとっては音量を上げた際の刺さるような音が低音と混ざる事で、音が緩和されて聴きやすくなります。その上で、低域をイコライザ等で落とす事で高域の音も及第点までは強調出来ました。
今回のイヤーチップを付けると、final社のE500の音質と比べると、更に少し低音を引っ張り上げた音質になります。低音より高音好きの人は、E500の時よりも更にイコライザでの音の調整が必要です。また、E500の時に感じた「絶妙なバランスの安っぽい音」が少ないのも特徴です。スマートフォンの付属品にしては非常に高性能なイヤホンだと再認識しました。
音漏れについてですが、イヤーチップにより音量を多少は下げて利用することが可能になるため、結果としてイヤーチップを付けていない時よりも外部への音漏れは多少減ります。……とはいえ、当然一般的なカナル型のイヤホンに比べては音漏れが激しい(というか意図的に音を外部に抜けさせている)ので、その点だけは要注意です。やっぱり思いっきり音は周囲に聞こえます。
あと注意点があるとすれば、イヤーチップのスポンジは一般的なイヤーチップに比べて柔らかいので、出来れば少し大きめサイズを選んだ方が安心です。
ネット上評判について
ネット上で『このイヤーチップを付けた事で音がこもって音質が悪くなる』というマイナス評価があります。
イヤーチップが無い元の状態(オープン型)から、イヤーチップを付けた状態(インイヤー型)へ疑似的に変更したことで、これまでイヤーチップが無い為に周囲に抜けていた低域を始めとする情報量が増えるため、音がこもるのは「当たり前」です。
このイヤーチップは音の抜けの穴自体については特に塞いでいない為「音質が悪くなる」という言葉は正しくないです。
更に言うと、フラット系の高級イヤホンは、あえて言葉を荒くして言うと「こもった」音質のものばかりです。このイヤーチップを使って「音がこもって音質が落ちた」と思う人は、絶対に視聴無しで高級イヤホンを買わないでください。買っても「5万以上した癖に音がこもっていて音質悪いな」と思うだけなのでお金の無駄です。そういう人にはそもそもドンシャリ系のイヤホン以外が向いていないだけです。
ただ同時に意識するべきことは、iPhone付属のイヤホンは「オープン型である為に低音が周囲に抜ける事も加味して作られている」という点です。イヤーチップを付けることで音の抜けが極端に減り、結果として製造元の意図していない音になっている事は想像に難しくありません。その点も踏まえた上で「自分の好みの音」を探すことがベストです。
と、ここまで散々好き勝手な事を書いておいてなんですが、確かに「スマホに繋いでゲームや音楽を手軽に聴く」という用途に限定すると「イヤーチップを付けると、元の音に比べてこもる」という認識は、上記でも触れたように至って正しく当然の結果です。
スマホで音楽を聴く場合には、音楽アプリで音質を調整すれば問題無いですが、スマホゲームとなると音質を手軽には変えにくいのが難点ですよね(これを言い出すと、これまでiPhone系のオープン型のイヤホンを使い慣れている人にとっては『インイヤー系』の半数近くがそもそも駄目となりますが……)。
結論
「値段を気にしなければ低音好きにはオススメ」です。
ただ、この『値段』というのが問題です。前にレビューを書いた『final E500』を購入してもお釣りが来てしまう価格です。2セット分の価格とはいえ耐久性がどの程度かも未知数となると、Appleのイヤホンに拘りが無いor低音にそこまで拘りが無ければ価格的にもE500の購入をオススメします。
最後に
今回のイヤーチップがオススメの人
- 低音好き
- Appleのイヤホンに拘りがある
- エージング面倒
E500がオススメの人
- 低音そこまで好きじゃないけど、格安でそこそこ聴けるカナル型イヤホン欲しい
- iPhone付属のイヤホンは音漏れし過ぎて萎える
- エージングが苦でない
E500を知らなかったら迷わずオススメ出来るレベルです。ただE500のコストパフォーマンスが高すぎる為、低音好きかどうかで判断すれば良いです。本音は両方試して欲しいですね。後は音漏れを気にするならE500がオススメです。
ただE500はカナル型の括りで見ると結構音が漏れる構造なのでご注意を。iPhone付属のイヤホンと比べれば全然マシですけどね(´ω`)
E500が気になった場合には、そちらのレビューも確認いただければ幸いです。
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