【1MORE E1001 レビュー】トリプルドライバーの高品質イヤホンがお買い得です!
こんにちは、佐崎司です( ´∀`)
今回は少々知名度は低めですが、1MORE社製品のE1001についてレビューします。
初めて購入するブランドで不安もありましたが、人によっては名機として利用出来る一品です。
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目次
1MOREについて
1MOREとは中国スマホメーカーXiaomiの音響機器ブランドになります。
有線イヤホン以外にもワイヤレスイヤホンやヘッドホンなどを製作しています。
低価格で高品質な製品が多くデザインも良いため、海外では名が知れたブランドになります。
スペック
メーカー | 1MORE |
価格 | 7,999円 (Amazon 2020年4月28日時点) |
イヤホンタイプ | カナル型 |
接続端子 | 4極3.5mmプラグ |
ケーブル長 | 1.25m |
ドライバー | トリプルドライバー (DD型1基, BA型2基) |
周波数応答 | 20 Hz~40000 Hz |
インピーダンス | 32Ω |
音圧レベル | 99 dB |
重さ | 18g |
E1001について
ゴールドとシルバーの2種類あり、こちらはシルバーになります▼
ケーブルには音量調整、開始/停止のリモコンがあります▼
リモコンの裏はマイクになっています▼
4極3.5mmプラグなので、PS4コントローラーやニンテンドースイッチに直接差し込んで使用できます。
音質に関して
間違い無くドンシャリ系です。ただ、ドン(低域)はどちらかというと控えめなタイプなので、個人的にはドンシャリというよりシャリ系に分類したいところです。
昔のオーディオテクニカの機種の程の極端なシャリでは無いため、ドンシャリ系にしては比較的勧めやすいイヤホンではあります。
こんな人にオススメ!
イコライザで『2,1,0,1,3,5』等の典型的な高域上げ設定を利用している人にはかなりオススメです。
私がまさにそのタイプなので、個人的には自分の好みにドンピシャな音色の機種です。
普段、音楽を聴く場合やスマホでゲームをする場合、私はUSB-DACや音楽プレイヤー等で高域を上げる設定を良くするのですが、このイヤホンを利用した場合はそういった設定をせずとも同等の音色のバランスで音が鳴ってくれます。
音ゲーする人
高音好きの人には音ゲー用としても非常に良いです。音楽の一部としての低音も一定以上のレベルで問題なく出ている為、高音重視の人の基準で言えば「低域が出てなさ過ぎてスカスカ」といったことも無いです。
私は普段、音ゲーをする際には「音域調整機能付きのUSB-DACで音色調整」か「プリアンプで音色調整→パワーアンプで音量調整」のいずれかの方法をとっていますが、このイヤホンならスマホに直挿し利用での音色でも満足出来ました。
フラット系の機種で「音がこもってる」としか感じなかった人
このイヤホンのこもりの少ないクリアな音質は一瞬ER4-Sを連想しましたが、坦々と全域を上品に鳴らすER4-Sに比べると、E1001は「低域のやや上げ」「中域のやや下げ」「高域の上げ」という明確な差があります。
ハイスペック機では無いので「音楽をじっくり鑑賞する」というタイプのイヤホンでは無いです。ドンシャリ系の特色を生かして「音楽を気軽に楽しむ」「手軽に良い音でゲームを楽しむ」、そういったタイプの製品です。なので、5万以上するようなフラット系のイヤホンを購入してしっくり来なかった高音好きの方は、逆にこのイヤホンの方が好みに合う可能性は高いです。
スッキリした音が好きな人
ドンシャリ寄りの為「こもった音では無く、スッキリとした音を楽しみたい」という方にもオススメです。
ただ、ドンシャリ系のイヤホンを多用している方の基準では、そこまでシャリはキツくないです。「これ以上高域のバランスを上げるとシャリ音がそろそろキツくなるかも」という1歩程手前のチューニングで抑えられています。
高域好きでアニソン良く聴く人
低音も極端な強調は無く、いわゆる「アニソン向け」に分類されます。解像度が特筆する程高いという訳では無いですが、3基のドライバーの恩恵からか、値段の割には音が比較的丁寧に聞こえます。
オススメできない人
- 音に厚みが欲しい人
- 重低音大好きな人
- バリバリにクラシック系の曲を聴く人
- ドンシャリが嫌いな人
- FPSで足音を聞きたい人
重低音系が大好きな方にとっては「音に厚みや迫力が足りない、音があっさり過ぎ」といった印象になります。中域の音が控えめな事が原因です。
そういった方は、似たような価格帯であれば王道のSHUREのSE215や、それに類する各社の上位機種がオススメとなります。
このイヤホンで音に厚みを求めようとイコライザで中域設定を変えたとしても、満足する結果を得るのは少々難しいです。
ApexLegendsやCODWZをPS4コントローラー直刺しで足音を聞いてみました。悪くはありませんが特別良いわけでもないので、足音用途であれば SHURE SE215SPEをオススメします。
音漏れについて
音漏れは多少あります。これは『ベント』があるイヤホンに共通する宿命ですね。
因みに『ベント』とはいわゆるイヤホンにある『穴』です。この穴は主にドライバーに掛かる気圧を安定させる為の穴だったり、音を抜けさせることで音質を良くするという用途で開けられています。
このイヤホンのベントは、耳側に丸い穴が1つ、耳の逆側に少々広めの穴が2つあります。この広めの穴がある故にスッキリとした音が再現出来ていると考えられます。ただ、ベントのサイズにしては音漏れは少ない方です。もし電車内等で利用する際には、適切な音量で楽しみましょう。
最後に
「原音忠実よりも楽しく聞ける音が良い」という方や、昔のオーディオテクニカ製のドンシャリイヤホンが好きだった方向けです。
また、手元に音をチューニングする環境があまり無い方のゲーム用(FPS除く)などにも非常に良いです。
価格からは考えられないほど音質が良いのでコストパフォーマンスがとても良いイヤホンです。
手元にこういう音色のイヤホンを置いておくと、音楽を聴く環境の幅が広がって良いですよ。
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