【2022年】おすすめゲーミングヘッドセット4選
こんにちは、ハッサンです。
今回はおすすめのゲーミングヘッドセットを紹介します。今までPS4やPS5で実際に使用した経験からFPSに最適な製品を選んでいます。
目次
最初に
FPSをプレイする人の共通認識として『足音(や他の様々な音)は重要』というものがあると思います。
プレイヤーのそんな『音が重要』という需要を満たすために、各社は『ゲーミング』というカテゴリーで多数の商品を販売しています。
『ゲーミングイヤホン』『ゲーミングヘッドセット』『ゲーミング向けのUSB-DAC(ゲーム用のアンプ)』、こういった製品は特にFPSプレイヤーにとっては人気商品です。
その為か、年々新製品が発売されています。結果として「多数ある『ゲーミング』製品のうち、どれを買えば良いんだ?」と悩んでいる人も多いはずです。
今回は私が実際に使用しておすすめ出来ると判断した『ゲーミングヘッドセット』を紹介していきます。
EPOS GSP600
メーカー | EPOS/ゼンハイザー |
価格 | 18,000円 (Amazon 2022年1月8日時点) |
ヘッドホンタイプ | 密閉型 |
重量 | 395g(着脱式ケーブル無し) |
ケーブル長 | 1.3m (ゲーム機接続用の4極3.5mmミニピン) 3m (PC接続用の3極3.5mmミニピン×2) |
周波数特性 | 10Hz~30kHz |
インピーダンス | 28Ω |
出力音圧レベル | 112dB SPL |
スピーカードライバー | ダイナミック型 |
ボタン/スイッチ | ヘッドフォン出力音量調整, マイクミュート有効/無効 |
対応端末 | PlayStation4, PlayStation5, Nintendo Switch, Xbox series x, Xbox One, PC, Mac など |
ゲーミングヘッドセットで足音を最重視するならGSP600です。2018年の発売以降この意見は変わらないですね。
音質をクリアに保ちつつ高解像度であることを活用して、あらゆる音を丁寧に鳴らします。結果として足音が聞き取りやすく、遠くの銃声もはっきりと聞き取れます。全体として不自然に強調しすぎないので、自然で違和感のないゲーム体験が可能になっています。
最近はかなり安くなっており、ミドルクラスのゲーミングヘッドセットと大差ない価格になっています。
ただし派手に音を鳴らすタイプではないため、迫力重視の方には向きません。また本体重量が400g近くあるので、結構重いです。最近では200gを切る製品も出始めているため、この差は大きいです。側圧もやや強く本体重量もあるので、長時間のプレイで疲れやすいヘッドセットと言えます。
音楽鑑賞はゲーミングヘッドセットとしてはかなり良い部類です。最近は音楽用ヘッドホンに近いゲーミングヘッドセットが発売されているので、音楽鑑賞という面では例年に比べて自己評価は下がってきた印象です。
欠点がないわけではありませんが、FPSゲーム用途ではまだまだ不動のおすすめ1位ですね。
こちらの記事で詳細にレビューしていますので、良ければご覧ください。
同じGSPシリーズの開放型ヘッドセットGSP500はこちら▼
限定白色モデルGSP601(性能はGSP600と同じ)はこちら▼
限定濃紺と茶モデルGSP602(性能はGSP600と同じ)はこちら▼
EPOS H6PRO Closed
メーカー | EPOS |
価格 | 20,227円 Amazon 2022年1月8日時点 |
ヘッドフォン構造 | ダイナミック、密閉型 |
ドライバー | 42mm |
周波数特性 | 20~20,000 Hz |
インピーダンス | 28 Ω |
感度 | 117 dB SPL @1kHz 1V RMS |
全高調波歪率 (THD) | <0,7% @1kHz 1V RMS |
ケーブル長 | GSA 30 PC Cable: 2 m GSA 30 Console Cable: 1.5 m |
接続端子 | 3.5 mm x 2 / 3.5 mm x 1 (GSA 30 PC Cable/GSA 30 Console Cable) |
マイク周波数特性 | 10-10,000 Hz |
マイク指向性 | 双指向性 |
マイク感度 | -35 dBV/Pa @1kHz |
重量 | 326g(ケーブル無しの実測結果) |
GPS600の後継機のような位置付けの製品です。GSP600より値が張りますが、純粋なグレードアップ版という印象です。音質傾向としては『クリア系の微ドンシャリ』といった感じです。ただ『ドンシャリ』と表現するにはもったいないくらい上品な音表現をしています。
音傾向の基本はGSP600と非常によく似ていますが、GSP600と明確に異なっている点があります。それは『低音の出力が増している』『高域の鮮明さがより向上している』ことの2点です。「密閉型なのに音がクリアで、それでいて低音も出ていて解像度も高く音の分離も良い」点が特徴です。「足音の方向や距離感も掴みやすく、ゲームとしての音バランスも損ねていない」点が素晴らしいですね。
音楽鑑賞に関しては「ゲーミング用のチューニングだと感じることができて、なおかつ「音楽鑑賞を楽しめるレベル」の製品です。音楽鑑賞するゲーミングヘッドセットという意味であれば、この製品が1番です。
本体重量も326gなのでGSP600と比べてかなり軽くなっています。個人的には340gを下回ってくれれば快適に使用できる部類なので、H6Pro Closedは全く問題ありません。着け心地もちょうど良い感じなので長時間プレイでも疲れにくいですね。
ここまでメリットばかり書きましたが、もちろんデメリットになり得る点もあります。FPSゲーム用途として考えると、GSP600と比べて強化された低音が、人によっては邪魔に聞こえる可能性があります。ApexLegendsで例えると足音は中高音に集中しています。そのため迫力ある低音が中高音の足音を阻害してしまうかもしれません。
ただゲーム用アンプで低音を下げると、ある程度GSP600に近い音質にすることも可能です。また音の分離感が良いので、低音中音高音をそれぞれ聞き分けやすいです。そのため低音が鳴っていたとしても、中高音もくっきり聞き取れる性能ではあります。
ゲーミングヘッドセットとして、あらゆるゲームに最適化しようとチューニングされた感があります。そのためFPS用途に限ればGSP600に少しだけ及ばないかもしれませんが、その分万能感のある製品と言えます。
こちらの記事で詳細にレビューしていますので、良ければご覧ください。
オーディオテクニカ ATH-GL3
メーカー | audio-technica |
価格 | 11,880円 Amazon 2022年1月8日時点 |
型式 | 密閉ダイナミック型 |
出力音圧レベル | 98dB/mW |
再生周波数帯域 | 10~35,000Hz |
インピーダンス | 45Ω |
マイク型式 | エレクトレットコンデンサー型 |
マイク指向特性 | ハイパーカーディオイド |
マイク感度 | −43dB(0dB=1V/Pa, 1kHz) |
マイク周波数帯域 | 30~20,000Hz |
重量 | 約230g 約237g(着脱式マイクロホン含む) |
ATH-GL3(密閉型)の音質は『中高域をやや抑え気味で、やや重低音が強めな微ドンシャリ系』といったところです。微ドンシャリと言いましたが、全体的にはフラット系の滑らかな音質となっています。極端な音質の調整をせずに『純粋な音質で勝負している製品』です。
音質の根底にある傾向は、音楽鑑賞用途の製品と近いと言えます。音楽鑑賞用のヘッドホン、イヤホンが得意分野であるaudio-technicaらしい音質です。
ATH-GL3が『ゲーミングヘッドセット』であることを一番実感させてくれる要素が『解像度と分離感の良さ』です。そのため「FPSで足音をくっきり聴きたい!」というニーズも十分に満たしてくれます。解像度と分離感が良いため、イコライザなどでの音質調整による特定音域の強調する精度も高いです。最初に感じたフラットな印象の通り、ゲーム中での高音も耳に刺さらず、それでいてゲーム体験としての音も破綻させない自然な音質だと感じました。
この価格帯のゲーミングヘッドの中では音楽鑑賞に最も向いている製品です。イコライザ調整した状態でしばらく音楽を聴いていると、『ゲーミング用途である』ということを忘れるレベルです。
重量も230gと超軽量なので長時間プレイでも疲れにくいです。側圧は少しだけ強い気がしますが許容範囲だと思います。
強いてデメリットを挙げるとするならば、イヤーパッドがやや浅いことと、製品の質感が少しチープなことです。ケーブルももう少し柔らかくして欲しかったところです。このあたりは価格相応かなと言えますね。
ATH-GL3は非常にポテンシャルが高い製品なので、可能な限りアンプとの併用をおすすめします。ATH-GL3は「この価格帯でゲーミングヘッドセット探すならもうコレで良い」というレベルの製品です。
こちらの記事で詳細にレビューしていますので、良ければご覧ください。
ASTRO Gaming A50
メーカー | Astro Gaming |
価格 | 27,036円 Amazon 2022年1月8日時点 |
イヤーカップリング | オーバーイヤー |
ドライバー | 40mmネオジウムマグネット |
ワイヤレス接続距離 | 15.0m |
周波数特性 | 20Hz~20,000Hz |
SPL特性 | 118dB @1kHz |
インピーダンス | 48Ω |
重量 | ヘッドセット:約380g(ケーブルを除く) ベースステーション:約305g |
サイズ | ベースステーション:215.9mm/108mm/29.2mm |
ケーブル長 | 光デジタルケーブル:1m USBケーブル:1m |
ワイヤレス周波数 | 2.4GHz |
バッテリー時間 | 最大15時間 |
ベースステーション端子 | Micro USB, USB-A, Aux, 光デジタル入力, 光デジタル出力(パススルー) |
対応プラットフォーム | PS4, PS5, PC, Macなど |
A50は無線ゲーミングヘッドセットの定番製品です。
アンプと充電スタンドを兼ねる「ベースステーション」のおかげで、無線でありながらイコライザーとDolbyサラウンドが使用可能です。FPSにおいてイコライジングできるかどうかは足音の聞こえ方に大きく影響するので、PS4やPS5の無線ゲーミングヘッドセットであれば、A50一択と言えます。
音質に関してはやや中音寄りですが、全体的にフラット型の傾向を持っているヘッドセットです。イコライザの調整次第で、どんな音であっても一定の水準以上をこなせます。解像度も悪くないうえに、ヘッドホン自体の性能も極端に弱点となる音域は見つかりません。中域のやや上がった分を除くと、比較的堅実な調整のフラット型といえます。
全体的に大人しくまとまっている印象なので、癖が少なく不自然に派手にならない堅実な鳴らし方をします。
ただし、PS5での使用にはHDMIから光デジタル接続を分離する「HDMIアダプター」が必須になります。本体価格も相まってそれなりの出費が必要です。
こちらの記事で詳細にレビューしていますので、良ければご覧ください。
最後に
GSP600はFPS重視、H6Pro Closedは万能型、ATH-GL3はコスパ重視といったところです。FPS重視なら有線接続一択ですが、配線の事情や快適性などを望むのであれば、無線接続のA50が良いです。
FPSゲームにおいて他者と差をつけたいとお考えなら、多少は値が張っても良い製品を購入した方が良いです。
ゲーミングヘッドセットは全体的に価格が下がってきているので、今が買い時だと言えます。特にEPOS製品は値下げ幅が大きいので、安いうちに購入するのも手だと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません