【2022年】板タブのおすすめ人気機種8選!板タブ選びのポイントも紹介!

2022年4月12日

こんにちは、佐崎司です。

今回は板タブ(板タブレット、ペンタブレット)に関するおススメを紹介したいと思います。昨今は液タブ(液晶タブレット)が安価で高性能なものが増えており、板タブの需要は減少傾向です。

しかし、一部のユーザーには依然として人気です。そんな板タブについて、簡単な選び方やおススメ機種を紹介したいと思います。

板タブを選ぶ際のポイント

板タブを選ぶ際の基準は、液タブとは若干異なります。個人的な基準としては以下が挙げられます。

  1. 明確な用途がなければ、無難なサイズを選ぶべし
  2. 発売日は過剰に気にしなくても良い
  3. パソコン以外との接続も便利だが、過度の期待は禁物
  4. 最新機種の有無は気にするべし
  5. 上位機種との価格差が少ない事が多い
  6. 一部ハイエンド機種だけ極端に価格が高い
  7. サイドキー&各種キーはお好みで

①明確な用途がなれば、無難なサイズを選ぶべし

板タブのサイズは読取可能範囲(ペンが反応する範囲)の広さによって、ざっくりと『Small(160 x 100 mm前後)』『Medium(224 x 148 mm前後)』『Large(311 x 216mm前後)』の3タイプがあります。

一般的なサイズ選びの基準としては、『板タブを使用する機器の、画面サイズが大きい程、大きなサイズの板タブの方が良い』という傾向にあります。

ただ、板タブのサイズが大きすぎると、必要以上に腕を動かすことになって疲れる可能性があります。

そのため、プロの方であっても人によっては『24inchの画面でSmallサイズの板タブを使って絵を描いている』という方もいるらしいです。

ただ、15inch以上の画面になってくると、個人的には「Smallのサイズでは厳しいなぁ……」というのが本音です。このあたりは個人差が出てしまうので、「決められない!」という場合には、あえて「安価なものを購入して、サイズがどんなものが体験してみる」のが一番早いと思います。

②発売日は過剰に気にしなくても良い

あくまで私の主観ですが、板タブ選びにおいては液タブを選ぶ時ほど発売時期に拘る必要は無いと思います。

画面をペンで直接触れない為、ペン座標の精度についても多少ズレていても気付いたり気にすることは液タブ程は無いです。

それでいてペン座標性能自体についても、液タブよりも板タブの方が実際に使った際の精度が高い事が多いというのが、個人的な経験上の結論です。

③パソコン以外との接続も便利だが、過度の期待は禁物

近年の板タブはパソコン以外のスマートフォンやタブレットで使用可能な製品が多いです。

また、ごく一部の機種はiPhoneやiPadでも限定条件ながらも使用可能です。

特にAndroidスマホを持っている場合、板タブを使うことで手軽にデジタル絵を描くことが可能です。

ただ、Android機器に板タブを接続して使用する場合は、Androidの画面サイズと板タブ側の作業領域(ペンが認識する範囲)の縦横比が異なる場合が多いです。最近のスマホであればあるほど、板タブの作業領域の縦横比と異なる場合が多い為、その点には注意しましょう。

④最新機種の有無は気にするべし

発売日を過剰に気にしないとはいえ、購入候補に挙がった製品の後継機が無いかは注意しましょう。

板タブは液タブよりも後継機との価格差が少ないです。価格差が少ないのであれば積極的に後継機(最新機種)を購入するのは良い選択だと言えます。

板タブでは『後継機の方が以前の機種より微妙』というケースはよっぽど特殊な例で無い限り聞いたことが無いため、性能に妥協をしたくない場合には最新の機種を積極的に購入候補にしてみましょう。

⑤上位機種との価格差が少ない事が多い

ほぼ④で挙げた内容と同様です。④で述べたように同メーカー内に上位機種の製品が存在する場合、下位機種との価格差が液タブほど無いケースが殆どです。

よほど極限まで節約を考ええている場合でなければ、価格重視よりも納得のできる製品を購入することをお勧めします。

昨今、液タブの場合は最新機種が各社から次々と発表されて目移りがしやすい状態です。発色やペン精度の改善、解像度の向上、画面サイズ差など、一定期間を使った際に『買い替えたくなる要素』が多いです。

対する板タブは、一度満足したものを持ち始めると、液タブ以上に長期間性能を気にせず愛用できます。あえて大きなステップアップ要因があるとすれば、一部のハイエンド機種に対して後から興味を示した場合でしょうか。

⑥一部ハイエンド機種だけ極端に価格が高い

一部のメーカーが製造しているハイエンド機種のみ、他の製品群に比べて明らかに価格が高いです。

  1. Wacom
  2. Xencelabs

WACOMは液タブや板タブに興味をお持ちの方であれば、誰もが『一度は聞いたことがある。知っている』メーカーだと思います。

Xencelabsについても、液タブや板タブの情報を集めている人であればご存じだと思います。

描き味にこだわりたい場合にのみ、上記2メーカーの板タブを選択するのはありでしょう。他のメーカーに比べてペンの筆圧制御が優秀なため、筆圧の強弱・ペンの入り抜き表現で結構な差が出ます

個人的には、アナログっぽい筆圧表現を多用する水彩系・グリザイユ画法などを多用する方にはおススメしたいです。

もっとも、一定の妥協が出来るのであれば、上記2メーカー以外でも筆圧の調整を行うことで近しい精度に調整することは可能です

入門機として手軽なものを探しているのであれば最初は安価な他メーカーを、最初から『性能重視で最高なものを!』という考え方であれば、価格度外視で上記2メーカーのうちのどちらかのミドルサイズをお勧めします。

⑦サイドキー&各種キーはお好みで

液タブと同様、板タブにも色々なショートカットキーやホイールが付いたものが存在します。これは完全に好みによるので、なんとも言いにくいものがあります。

最近では別途購入した左手デバイスを使用している方が多いです。板タブ側にボタン以外のキー(ホイール等)があると、直感的な操作がしやすいかもしれません。

ただ、板タブで一番重要なのはやはり「描き心地」です。そのため、あくまで描き心地の性能を最優先に選ぶことが無難だと思います。

次に個人的な現状のおすすめ板タブについて挙げていきます。

Wacom Intuos ProMサイズ (PTH-660/K0)

メーカーWacom
価格33,000円
Amazon 2022年2月27日時点

Wacomの高級板タブです。発売日からもう5年以上経過しているというかなり古い機種ですが、現状でも板タブのなかでは最上位の品質の製品です。

板タブにしては非常に珍しいタッチ操作(タッチゼスチャー)が可能なこともあり、人によっては完全なオンリーワン製品として長期間愛用できると思います。

描き味についてもWACOMの主力である『Pro Pen2』を使用している為、全く問題無いです

発売日が古いとはいえ、実質的な性能で見ても現時点でも最上位といえます。

XENCELABS ペンタブレット Medium バンドル

メーカーXENCELABS
価格46,980円
Amazon 2022年2月27日時点

Xencelabsの板タブです。実際に使用した場合のペン性能はWacomのPro Pen2とほぼ同様です。そのため、これまでWacomを使用してきた方であっても、違和感無く移行できます。

バンドル版には高性能な片手デバイスが付属している点も魅力です。Mediumサイズには、最近新たに白のカラーバリエーションも追加されています。

Wacomの最上位機種とは異なり、タッチゼスチャーの機能が無い点意外は、高性能かつ大変コスパの良い製品です。

最初からペンが2タイプ付属している為、それぞれのペンの芯や筆圧・ボタン設定をカスタマイズすることで、いつでも描き味を使い分けることも可能です。また、板タブ表面の摩擦による描き味も優秀です。

板タブの中ではかなり新しい製品でもあるので、『高性能な液タブが欲しい!』という方には積極的におススメをしていきたいです。

XENCELABS ペンタブレット Smallのレビュー記事はこちら▼

XP-Pen Deco LW

メーカーXP-Pen
価格11,980円
Amazon 2022年2月25日時点

『目新しさ』という意味では一番の機種になります。最大の特徴は2点。

  1. 最新のX3 Elite スタイラスペン対応
  2. Androidだけでなく、iOS(iPhone, iPad)でも使える!?
  3. パソコン向けの高性能お絵描きアプリが無料で入手可能(2022年2月5日時点)
  4. Bluetooth v5.0対応

①については、2021年に新たに使われ始めたXP-PENの最新ペンです。

このペンは同メーカー最新技術を搭載したX3 Elite スタイラスペン』です。ON荷重(ペン先にどの程度の力が加わると反応するのか)が3gまで減少され、検知能力が10倍にアップ、ペン先の沈み込みが0.6mmに減少、と同社の過去ペンから格段に進化しています。完全にWacomに対抗できるレベルになったといえます。

②については『iOS(iPhone, iPad)』系でも利用可能という点がかなり特徴的になっています。基本的に殆どの板タブはiOS(iPhone,iPad)では使用できませんでした。

ただ、この板タブはiOS版アイビスペイント/アイビスペイントX』という限定対応ではありますが、iPhoneやiPadでも使用可能な大変貴重な機種になっています。

最新技術のペンを使用している点と、限定的とはいえiOSにも対応している点を考えると、価格面でもかなりコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

デザインもシンプルで癖が無いので、万人におススメできる機種です!

③についてはXP-PEN製品全般で不定期に行われているキャンペーンの一つです。

パソコン用のお絵描きアプリ『Artrage Lite』か『openCanvas7』か、どちらかを無料で入手することが可能です。『openCanvas7』は単品で購入しようとすると6000円ほどするので、「これから初めてWindowsパソコンを使って絵を描いてみたいけど、お絵描きアプリとか良く解らない」という方にもおすすめです。

また、後々別のお絵描きアプリを購入することになった場合にも、『openCanvas7』は簡単な画像加工・調整系アプリとしても使いやすいので無駄にならないと思います。

④についても特徴的なものの一つです。

通常、こういった製品は無線の場合でも『機種専用の専用ドングル(通信するためのUSB機器)』をパソコンなどに付けて使用する事が殆どです。ただ、この製品は一般的なBluetooth v5.0の規格で接続が可能になっています。

XP-Pen Deco L

メーカーXP-Pen
価格9,980円
Amazon 2022年2月25日時点

先に紹介をした『Deco LW』のワイヤレス機能無しverです。

Deco LW同様にペンは最新のX3 Elite スタイラスペンに対応しているため、描き心地は最高峰!

注意点は無線機能が無い事によりiOSが非対応になっている点です。

ただ、「普段から有線でしか使わない。iPhoneやiPadに繋ぐ予定は無い」という方であれば、『純粋にDeco LWと同性能の製品を安く購入できる』といえるので、おススメです。

XP-Pen Deco 01 V2

メーカーXP-Pen
価格6,500円
Amazon 2022年2月25日時点

『コストをできるだけ抑えつつ、そこそこ良い使い心地、そこそこな大きさ』を目指すなら、こちらも視野に入ってきます。

注意点があるとすれば、こちらの機種のペンは『P05』なので旧型となりますが、こちらのペンも評判は良好です。

サイズ感もパソコンで使用する場合でも丁度良いサイズです。

一昔前の筆圧2,048段階のWacom製品を使っているような方であれば、この製品でも『十分に高性能』と感じることができると思います。

Huion Inspiroy Keydial(KD200)

メーカーHuion
価格19,999円
Amazon 2022年2月27日時点

どちらかというと液タブのイメージが強いHuionの意欲作です。変わり種の板タブならコレ

作業領域のサイズも『226 x 142.88 mm (8.9 x 5.6 インチ)』と、標準的なMサイズ程度でおすすめしやすいです。(※Android接続時は、142.88 x 80.3.7 mm)

ペンはHuion製品で有名なPW517を採用しているため、別売りのフェルト芯も利用可能です。

筆圧制御や描き心地も評判のペンなのでおすすめです。

Bluetooth v5.0規格の無線接続・type-c接続に対応しているため、接続で困ることも無いでしょう。

キー配置は一見すると通常のキーボードの左側を切り取っただけに見えますが、よく見ると右側に『delete』があったり『T』『G』のキーは無いのにブラシ系のショートカットキーで良く初期設定されている『B』キーがちゃんと存在していたりと、しっかりと使用者に寄り添った設計がされていることが分かります。この『B』 キー、キーボードタイプの左手デバイス系では無い事が結構多いんです。

ネックは価格とデザイン性重視な点でしょうか。

PW517ペンは好評とはいえハイエンドという感じのペンでは無いです。左側のキーボードと一体化している分、スペースの確保や、レイアウトの調整に悩むかもしれません。

ただ、デザイン性には非常に優れているので、実用性はもちろんの事、見た目の満足度も高いと思います。

GAOMON S620

メーカーGAOMON
価格3,799円
Amazon 2022年2月27日時点

コスパ重視のGAOMONの小型板タブです。発売して結構経過している製品ですが、新しい機種の『S630』はこのS620より更に小型です。

また対応しているペンもAP32と同じなため、個人的にはS620を推したいです。

GAOMONのペンは、全体的に筆圧の認識が軽めな印象です。その為、元から筆圧が弱めの方にはおススメがしやすいと思います。

Androidスマホでも使用可能なので、ちょっとしたお絵描き趣味の方にも良いと思います。

過去にレビューもしていますので、参考にしていただければと思います。

GAOMON M1220

メーカーGAOMON
価格8,499円
Amazon 2022年2月27日時点

描き味の軽さとサイドキーの豊富さが売りの、GAOMONの板タブです。S620と同様にペンは『AP32』を使用しています。そのため、筆圧はかなり軽めでも掛かります。

薄型の軽量で、本体側の接続端子もUSB Type-Cということで、使い勝手も良いです。

XP-PEN系のペン(X3以外)よりも軽めのタッチを求めている方であれば、一度試してみるのも良いかもしれません。その場合はS620同様に、入り抜きの筆圧設定は調整が必要になってくると点には注意です。

まとめ

板タブはパッと見の性能が液タブ以上にわかりにくいです。

今回挙げた中であれば、目新しさという面であれば『Deco LW』『Xencelabsの板タブ』が、比較的新しくておススメです。

あとは、用途や価格などを加味して選びましょう。

Wacom Intuos Pro Mサイズ
XENCELABS Medium バンドル SE
XP-Pen Deco LW
XP-Pen Deco L
XP-PEN Deco01 V2
HUION Inspiroy Keydial KD200
GAOMON S620
GAOMON M1220