【Razer Kraken レビュー】音質、定位、価格とバランスのとれたゲーミングヘッドセット
こんにちはハッサンです^ – ^
音質、定位、価格のバランスが良いRazerのゲーミングヘッドセット 「Kraken」。
今回はこちらをレビューしていきます。
Razerのゲーミングイヤホン「Hammerhead Pro V2」のレビューはこちら▼
Razer BlackShark V2 Xの記事はこちら▼
Razer BlackShark V2 の記事はこちら▼
目次
Razer Krakenについて
Razer Krakenとは2019年3月29日に発売されたゲーミングヘッドセットになります。
こちらは2017年6月30日に発売された Kraken Pro V2の後継機になります。クリアで深みのある低音を備えつつ、冷却ジェル注入のイヤークッションを採用しているのが特徴で長時間のプレイが楽しめます。
カスタムチューニングされた50mmドライバーによって臨場感のあるサウンドに仕上がっています。一般的にドライバー口径が大きいほど音質は良いとされています。
重量が322gと50mmドライバーにしては軽量に仕上がっています。
カラーバリエーションが豊富でグリーン、ブラッグ、ピンク、コンソール、ホワイトと5種類もあります。
- 音質、定位、価格バランスの良いヘッドセット
- 冷却ジェル注入のイヤークッション
- カスタムチューニングの50mmドライバー
- 豊富なカラーバリエーション
スペック
メーカー | Razer |
価格 | 8,937円 (Amazon 2020年3月8日時点) |
立体音響 | 7.1 サラウンドサウンド対応 (Windows 10 64-bit) |
マイク | 格納式 カーディオイドマイク |
イヤーパッド | 冷却ジェル注入型 メモリーフォーム製クッション |
音量機能 | 音量調整 マイクミュート |
ドライバーユニット | 50mmドライバー |
カラー | グリーン、ブラッグ、ピンク、 コンソール、ホワイト |
重量 | 322 g |
ヘッドセットを確認
▼ゲーマー感があるモスグリーンのヘッドセットです。
▼イヤーカップにはRazerのロゴマークがあります。
冷却ジェルが注入されているPUレザー製のメモリーフォームで触ると冷んやりしています。耳に当たる部分は布製で側圧はちょうど良い感じです。個人的にとても良さげなイヤーパッドです。
▼厚みのあるヘッドバンドに仕上がっているため頭部への負担が軽減されています。
▼ヘッドバンドは引っ張って伸び縮みする作りになっています。またアルミ製のフレームなので軽量で耐久性があります。
▼ヘッドバンド上部はこんな感じです。
▼単一指向性のマイクのため、ノイズを拾いにくい作りです。またマイクは自由に曲げれるので口元に寄せることもできます。
▼ボイスチャットしない場合は押し込むことで簡単に格納することができます。
▼ケーブルに音量調整とミュート機能がついています。
▼接続端子は4極3.5mmプラグです。PS4のコントローラーやニンテンドースイッチに直接差し込んで使用できます。
使用した感想
実際にApex Legendsをプレイしてみたところ、さすがゲーミングヘッドセット と言った迫力の重低音でびっくりしました。G7やウイングマンを撃つたびにドンッドンッと耳に響き渡ります。
また付けごごちはめちゃくちゃ良いですね。側圧もちょうど良い感じでプレイ中にずれたりすることもありませんでした。
冬場の冷却パッドは大丈夫なのかと思っていましたが、何の問題もありませんでした。ちょうど良い感じに熱を冷ましてくれるので蒸れにくい作りになっています。
音質に関しては及第点といったところですが、音がすこしこもっていると感じました。これに関しては完全に個人的な意見ですが、私は高音が苦手で、金切音や銃声が響くと耳が刺さる様な感じになりますが、「Kraken」ではそのようなことはなく快適にプレイできました。少しこもっている方が私の耳には合っているのかもしれません。
マイクに関してはボイスチャット用には十分な音質ですが、動画配信には向かない品質です。この価格帯で高品質なマイクは稀なので、しかたないですね。
Hammerhead Pro V2との比較
同じRazer製品「Hammerhead Pro V2」と比較すると「Kraken」の方が耳が疲れにくく感じました。イヤホンとヘッドセットなので一概に比較できませんが敵の足音も「Kraken」の方が聞き取りやすかったです。まぁ、値段も違うので比較することがおかしいですが、ご参考までに。
イヤホンは軽いし持ち運びが楽な上、髪型もくずれないので用途によって使い分けるのが良いですね。
音質について
AP80pro(DAP)(ハイレゾ対応) →イコライザ設定:フラット、各種調整、MSEB可変 試聴ファイル形式:flac(96kHz )、mp3(320k)等
Krakenは典型的なゲーミングヘッドセットらしい、低〜中域を上げたチューニングになっています。
低域に関しても十分に出ており、低音好きな方であれば音楽鑑賞用途としても十分に利用可能です。
ただ、未調整の音色ではFPSで重要となる中域の音量が目立つため、全体的にこもった感じの音に聞こえたり、ボーカル音が強調されがちです。
上記の理由から、音楽鑑賞での利用の際はゲーミングヘッドセットで音楽鑑賞をする際の定石通り、中音(250Hz〜1kHz)近辺を特に下げ気味を意識してイコライザで調整してみましょう。
低域の調整は好みが分かれますが、個人的には『高域と中域との間』ぐらいの値を意識してイコライザ調整をすれば、程よく全体的な音もスッキリすると思います。
上記に更に蛇足ですが、より音楽鑑賞としてマッチさせる場合、好みや音楽によっては1〜2kHz近辺の調整は250〜500Hz帯の下げ気味調整に対して、積極的に上げ気味に調整した方が良いケースが多いです。
特に女性ボーカル系の楽曲の場合でも1〜2kHz近辺の調整がデリケートな為、余裕があれば細かめに調整を拘ってみるのも有りでしょう。
このヘッドセットの音色を活かすのであれば高域は極端に上げてしまっても問題無いです。
少々シャリシャリ目の音が出始める場合もありますが、このヘッドセットは上品な音を楽しむようなタイプではないです。
このヘッドセットで変に音質に拘って細かく調整を行った場合、逆に面白みが音になってしまいます。
音質が全体的に大味な印象を受けるため、派手さを重視し音にメリハリがあるようにイコライザで調整した方が、このヘッドセットらしさを活かせて良いです。
ApexLegendsでの足音について
コントローラー直差しの場合においても、足音が比較的良好でした。
より補足するのであれば、最近試聴をした様々なゲーミングヘッドセットと比較をしても、足音が明確に聴こえやすい分類のものです。
また、MixAmpProTRと接続した場合においては、イコライザを用いると更に足音がより鮮明に聞こえるようになりました。
これは、純粋なアンプとしての性能のよる音質の向上と、更にアンプを用いたFPS向けのイコライザ設定による恩恵が非常に大きいです。これはこのヘッドセットに限った事ではありませんが、アンプを使用することによって明確により聴こえやすくなっています。
更にMixAmpProTRでサラウンド効果を利用した際においても、サラウンド効果の恩恵を適切に受けることが出来ていました。少なくともFPS向けのヘッドセットとしては、余程の高級志向でない限りこのヘッドセットでも十分に満足出来る性能だと感じました。
総合的に見て、上位の高級ヘッドセットと比較をすると
・FPS用途としては負けずとも劣らない性能である
・音楽鑑賞用途としてもやや荒削り目の音質とはいえ十分な性能である
価格から判断をすると非常にコストパフォーマンスに優れているエントリーモデルといえます。
同じ価格帯のロジクール「G433」のレビュー記事はこちら▼
最後に
とにかく冷却ジェルのイヤーパッドが心地よく長時間快適にプレイできます。
低音よりな音質なため人を選ぶかもしれませんが、全体的に値段相応な品質があります。
敵の足音に関しても十分聞こえるため、FPSで足音や銃声を重視されている方にはおすすめです。
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