ディヴィニティ:オリジナル・シン 2 レビュー。COOP界の神ゲーです!【Divinity Original Sin 2 評価】
ディヴィニティ:オリジナル・シン 2はパーティー制ターンベースRPGとしては唯一無二の傑作でしょう。
毎週友人と集まって狂ったように遊んでいます。
おすすめ協力ゲームランキングはこちら▼
目次
ゲーム内容
発売日 | 2019/10/31 (コンシューマ) |
価格 | 6,980円 (Amazon 2020年3月11日時点) |
ジャンル | RPG |
プレイ人数 | PS4, Xbox One:オフライン1-2人 Nintendo Switch :オフライン1人 全機種:オンライン1-4人 |
対応機種 | PS4, Nintendo Switch, Xbox One, Steam |
ディビニティオリジナルシン2とは
ディビニティオリジナルシンはソースと呼ばれる特殊能力を使うソース使い達が冒険するRPGです。多彩なキャラカスタマイズ、戦略性のある戦闘、密度の濃いマップ、クリア方法によって結末が変わるクエストなど魅力的な要素が満載しています。
本作は何百時間プレイしても味わい尽くせないような奥深さが感じられ実際300時間プレイしてもまだ遊んでいます。
【制限された自由】の面白さ
何をしても良い自由度。困っている人やモンスターを助けることも出来れば、人々を攻撃してアイテムを奪い取ることもできます。親グマを殺された(自分が倒した)何も知らない小熊に対してこれからは一人で強く生きるんだぞと善人面することもできます。
かといって何でも思い通りになるわけではなく、店の品物を盗めば好感度が下がるし下手をすれば街中で戦闘が始まります。某クエストのように勇者に忖度して見て見ぬ振りをする住人はいません。しかしそういった制約のおかげで操作キャラクター達がこの世界の住人であることをリアルに感じさせてくれます。
街が生きている
街の住人は怪しい奴(隠密状態のキャラクター)がいれば警戒するし、近くの住人が攻撃されれば助けに入ります。スリにあえば犯人探しを始めるし、門番は街の中にもかかわらず出会っただけで攻撃してきます。住人一人一人に固有の名前がありバックボーンもあります。殺してしまうと二度と蘇らずアイテム売買も不可能になります。これだけ聞くと間違ったプレイで攻略できなくなりそうですが、そこは絶妙なバランス調整がされており、どのようなプレイをしても攻略可能な難易度になっています。(さらにいつでも難易度を変更可能)
プレイヤーは街の中であっても油断できず、地下室に入ったとたん強力なモンスターに襲われます。しかしターンベース戦闘であるがゆえに突発的な戦闘であっても落ち着いて対処することで切り抜けられます。街の中や街の外、洞窟と適度な緊張感がずっと続くため止め時が分からなくなる程熱中しました。
パーティー制のターンベース戦闘
本作最大の特徴がパーティー制のターンベースRPGであることでしょう。PS4であれば一つの画面で同時に二人、オンラインであれば四人で遊べます。RPGの戦闘をフレンドと考えながら(ボイスチャットなどで)進むのは新鮮な感覚でした。
特徴的なのは地形効果による攻撃です。水溜りに電撃魔法を放てば範囲内のキャラが感電するし、オイルに火を放てば爆発します。敵味方関係ないので、よく考える必要がありますが戦略性の幅が広く思わぬ攻撃で大爆発が起こったりと息をつかせません。
前章でリアリティについて語りましたが、戦闘では絶妙な非リアリティが存在します。まだ戦闘に入っていないフレンドは隠密状態(特定条件)で戦闘フィールドを歩き回れます。ターンベース戦闘なので敵味方が自由に動き回れない中、怪しい奴がちょこちょこ移動しているのは爆笑ものでした。
フレンドとの協力や妨害
フレンドの一人が街中で買い物している最中、自分はボスと戦闘して死にかけたりします。また自分がスリに失敗し戦闘開始すると、近くにいたフレンドも巻き込んでしまい冷ややかな目で見られたこともあります。しかし迷惑をかけたりかけられたりすること自体が楽しく、他のゲームでは味わえない面白さがあります。
またフレンドが街の住人の視線を逸らしているうちにスリを働いたりと協力することもできます。事が終わった後で山分けするのはちょっとしたルパン気分でめちゃくちゃ楽しいです。
ローカライズ がダメ
さてここまで本作の良い部分を語りましたが欠点もあります。お世辞にもローカライズ が良いとは言えません。日本語で表示されていますが、何を言っているのか分からない事が多々あり、別の意味でストーリーが難解になっています。
しかしローカライズ された方々が悪いわけではありません。ローカライズ を行ったのはPC版の有志の方々であり無償で提供されたものです。この方々がいなければそもそも日本語版が存在していない可能性が高いです。
ただ販売元であるスパイクチュンソフトさんには、もう少しブラッシュアップをお願いしたい所ですね。
たまに不具合が発生する
これだけ密度の高いゲームだと、どうしても不具合が残ってしまいます。何度かキャラクターが壁を突き抜けて戻れなくなったり、フレンドが突然パーティから離脱したりすることが間々ありました。しかし致命的と呼べるものではなく、発生頻度も高くないので気になるほどの問題ではありません。
最後に
ゲームにこれだけ熱中したのは久しぶりです。またこれだけ高いレベルでフレンドと協力可能なRPGを他に知りません。是非3、4と続いて欲しいですが、スピンオフ作品であるDivinity: Fallen Heroesが無期限延期してしまったため当分はなさそうです(2019年11月発売予定でした)。
日本での売上が上がればDivinity: Fallen Heroesのローカライズがありえますので、皆さん是非買い支えていただければ幸いです。
前作であるディビニティ1はこちらです▼
1も名作ですがマルチプレイは2人までですのでご注意を。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません